マグナに使った電子部品たち

左から、電解コンデンサー、LED(発光ダイオード)、整流ダイオード、CRD(定電流ダイオード)、抵抗、積層セラミックコンデンサー、です

電解コンデンサー
電気を溜めておく部品
簡単なバッテリーと考えてもらっていいですが、バッテリーのようにじっくり充電してじっくり放電するのではなく、ほぼ瞬時に充放電をします
使用例としてはエーモン製のじわっと消灯する回路部品や、オレが作ったコンデンサーチューンなど
前者は溜められた電気がなくなるまでの間、だんだんと照度を落として消えていくパターン→999や宇宙戦艦系のアニメで「ブーン・・・」とパワーダウンして計器類の照明が落ちるイメージ
後者はいざというときにドン!っと電気を放出する特性を生かしたもの→バッテリーは急激な消費電力の増加にはタイムラグがあるということで、バッテリーに並列につないでそれを補うというもの・・・ちょっと・・まゆつば的な匂いがぷんぷんするけど・・・
価格は容量によって10円〜画像上の容量サイズで50円位

LED(発光ダイオード)
画像はクリアレンズ、赤色発光、半減角60°のタイプ
半減角とは真横から見て扇形にどれぐらい光が広がるかの角度→車両用途なら神経質にならなくてもいいです。ただ、狭角30°とかをレンズカットなしのテールランプに使うと後続車への"殺人光線"になるし、インジケータをLEDにして寒色系のHビームやNランプを夜間に点灯させると運転者は"お化け屋敷のバイト君"に変身できます
間違って狭角タイプを買ってしまっても、先端をヤスリで削ったり、全体にペーパーがけしたりして工夫や修正はできますから大丈夫
バイクでいうと「12V24W球」とかに比べて電圧がどうの、電流がどうのとか難しそうですが基本さえおさえれば回路図おこさなくても頭の中で設計(ってほど大げさじゃないし)できるよ
価格は品質に神経質にならなければ10本200円程度
品質といっても、点灯しないとか致命的なものではなくて、例えば10×10の100個をズラ〜っと敷き詰めて点灯させてうえで「あれ?こいつだけ微妙に暗い?」とか、白色など三原色を調合させての光の場合「こいつだけちょっと青味が強い?」とか・・・じっくり直視しないと判らない、さらにレンズ通しての光なのでそれほど神経質にならなくてもOKかと

整流ダイオード
電気を一方通行にさせるもの
直流の回路であっても、例えばモーターやリレーは作動する瞬間に逆向きに電気が走ります
マグナの場合、スタータにリレーが使われてますね、さらにマグナ”S”の場合スタート時のライトオフにもリレーが使われてます(普通のマグナは単にスイッチによるライトオフ)
電球ならどっちから電気が流れようが問題なく点灯しますが、LEDの場合は希に焼き切れます→コレを防ぐための部品です
また、ケアレスミスの+と-のつなぎ間違いによる破損防止も
あと、ハザードスイッチを自作増設した場合、通常ウインカー操作時に反対側のウインカーを点滅させないという使い方も
価格は5円〜

CRD(定電流ダイオード)
電流を一定の値に下げるもの
一般的ほとんどのLEDが20〜30ミリアンペア(以下「mA」)を定格電流としています
安価に売られているCRDは15mAか10mAのタイプ
ブレーキランプの光量などLEDの性能フルに点灯させたい場合、例えば30mA流したい場合は、15mAを2本並列にかまして下さい→並列にかますことで容量はその分増えます・・・って力説せんでも理科の時間を思い出したら解ることか(笑
1本でLEDの定格電流にバッチリ合うCRDもありますが、まだちょっと割高なんで、多数必要なブレーキランプなどへの採用はサイフとの相談を考えさせられます
価格は35円〜

抵抗器
LED工作の場合、上記CRDの代用品
ただし、電子の世界では「代用品」ではなく、どんなに進化した製品であってもたいてい使用されている重要な部品です
電気を希望する値に下げるもの
メリットはなんせ安い!CRDに比べ安すぎる
ただ、CRDは頭の中で描けるのに比べ、抵抗はちょっとメモ書き程度だが計算とか必要
と、アイドリング時は明度が揺らぎます
価格は1円!〜

積層セラミックコンデンサー
実はよくわかってない(汗・・・紹介した回路では逆起電流?交流電流?とにかくLEDに悪い電気をアース側へ回避させるらしい・・・(再度、汗
しくみはよく解っていないけど、先人の教えとして付けるようにしてます
価格は10円〜

以上、価格については自分が実際に買った最安値ということで「〜」をつけてます
購入する単位→特に抵抗なんかは1本なら10円の店でも100本入りパックが100円(1本1円!)だったりします
道具箱にまだ抵抗が100本以上ある〜死ぬまでに使い切れないでしょう(笑

無線屋さんなど街の小売店とかは1本買おうが100本買おうが同じ値段ってことも・・・
はなから1本しか買わないつもりでもアキバ系通販ショップと街のお店屋さんとでは
明らかに同じ製品同じロットの商品でも×無限大の価格差があります

あとは代引き手数料とか送料との兼ね合いですね
ブレーキランプ作成の時は50本まとめで、さらに付随するパーツも含め他にもハザード用のスイッチとかコンデンサーチューンの電解コンデンサーなどなど結構な品数を買ったので手数料関係は気にならなかったけど、先日作ったインジケータランプ→赤と黄はテール&ウインカーのあまりがあったら、欲しいのは青と緑のLED2本だけ
10本パック200円は割安だけど多すぎ→1本売り60円は安いけど手数料関係が・・・→ということで近所の無線ショップで1本150円(だったかな?)のLEDを買った
価格的には数十円だけど、率でいうと何倍、何十倍って(セコい!?汗)・・・買い物って難しいネ


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