DTN-X500の使用感 2009年6月

一通り使いこなせたと思うので、ここらでDTN-X500の感想をまとめてみます
(一部、「導入編」で記述しているのと同じ内容です)

メーカーの製品HPはhttp://www.trywin.co.jp/products/dtn-x500/index.html
希望小売価格 39、800円 (2009年5月時点 実勢価格19,800円)

電源オン時の起動音は調整することができず、毎回「最大音」です
取説にも注意書きしてありますが、メディアプレーヤーとして併用するなどヘッドホンを利用する場合は起動させてからヘッドホンをさしましょう
他サイトのレビューで、このナビの基礎であるWindowsCEの内容を見られた方が起動音の調整を試みたそうですが、断念したそうです

輝度調整はソフトスイッチのみでの操作です
音量調整は本体上面の機械スイッチからも操作できますが、輝度調整は一旦ナビを終了させて一般設定のメニューにて行います
(パソコンでいうと、一旦Windowsを終了させて、BIOSを操作する(そこまで時間や手間はかかりませんが)という感じです)
ただし走行中に陽が暮れたなどという場合であっても、”画面配色”はナビソフト内で昼間⇔夜間などと変更できるのでさほど不便さはないです
ただ当然、据え置きナビのようにイルミ配線は無いので、ライトONで連動的に夜間色に変わったりはしません(笑

タッチパネルはかなり敏感です
スタイラスペン(付属はしていません)など硬いもので操作すると指先の振るえなどで2度押しなることしばしばです
取り説では、指先での操作を推奨していますが、IMEの変換候補窓など選択肢の幅が5mm位しかないので的確なタップにやや難あり

AC100Vからの供給、充電のための付属品はありません
電源の供給、充電はパソコンのUSB端子から、または車のシガーソケット(24VもOK!)から行います
なお、バッテリーによる連続駆動時間は「約3時間」とありますが、まだまだいけるように感じました
幸いウチには電装品チェック用に12V電源があるので、パソコンを使っていない時でも供給、充電が可能です

名称検索は非力です
例えば、「だいそー」と検索しても”ザ・ダイソー”はヒットしませんし、播磨地区では有名なドライブイン「ながさわ」もヒットしません
カーナビなのに、車で行くはずの「ながさわ」がヒットしないとは‥‥
大型レジャー施設や宿泊施設などしか検索できないのかな?

電話番号検索・住所検索もイマイチ?
値段相応というところでしょうか?この機種は電話番号が約800万件
一方、一流メーカー品のポータブルで5万円弱のものの場合、約1000万件
‥‥どういう線引きでこの200万件の差があるのか、どのような場所が200万件カットされたのか非常に興味があります
ポータブルタイプでも約4000万件という年賀状作成ソフト並みの検索能力を備えた高級機種も存在しますが‥‥それだけの情報が必要なほど、まったく「0」からスタートするようなツーリングやドライブは先が思いやられます
オレ的には、昔からナビに検索能力なんて期待してませんから‥‥勝手にページをめくってくれる「地図」って感じで全然OKです

幅員5m以下の道は表示されません
いわゆる「生活道路」は表示されないです
ただこれは価格ゆえ、非力ゆえということではなく、行政側からの指針らしいです
確かに、他府県ナンバーの車両が狭い道を、いかにも初めて通るようなオドオドした走りでウロウロするのは倫理に反すると思います

自車マークはワンテンポ遅れます
ポータブルタイプ、完全コードレスなので当然ジャイロセンサーはなく100%GPSに依存しているため、発信時やUターンした時など自車位置はワンテンポ遅れて表示されます
ゆえに、交差点が連続してあるような場所は要注意です
カウントダウン表示で、曲がりポイントまであと10mと表示されていても実は今真横にある道が曲がるべき所だったりします
据え置きタイプに慣れていたので、最初違和感を感じましたがすぐに慣れました
曲がるべき信号名が表示されるので注意力の問題ですね

一度バグりました
伊丹市内にて迷ったとき、三木市のとある小学校を経由点で指定したのですが、なぜか宝塚市のある場所指定して‥‥経由点まで「あと5km」などと‥‥
時間もおしてる中、軽くテンパッテしまってたので、その「宝塚市のある場所」が何だったのか確認しなかったですが
一旦、シャットダウンさせて正気に戻りました


◆総評◆
費用対効果はバツグンだと思います⇒飽くまで、オレのような使い方に限ってですが‥‥
VICS情報も不要、ワンセグテレビも不要、データベース量も下調べによってある程度カバーして妥協できるという方なら
それらが充実している、例えばサンヨーのゴリラなどは実勢価格5万円弱と、こいつに比べて3万円程の価格差があります

名称・電話番号・住所の各検索機能は、今時”2GB”という控え目なデータ量が災いしてますが、この価格ながら「マップコード」に対応しています
オレが初めて乗り物に「ナビ」を導入した当時は、”携帯電話”というものは一部のビジネスマンしか持っていない、しかも連続待ち受け時間が24時間程度という時代
今では携帯電話はよほどのことがない限り、誰でも何処でも何時でも使えます
携帯電話用サイトにもマップコードの専門サイトもあるので、マップコードさえ調べれば問題ないです

パソコンの地図サイトなどで下調べをしてから出掛ける、携帯電話サイトを使いこなす、あるていど道は知っているので自分の今の位置さえ分かればOK、という方ならオススメです
逆に、全てをナビに任せてしまおう、ナビがあるから何でも大丈夫、なんて考えている人には据え置きタイプかポータブルタイプでも”8GB”ものデータを持つ高級機種をオススメします


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