マスツーリングって

マスツーリングについて今一度おさらいしたいと‥‥
言うまでもありませんが、このページの内容は「教え書き」や「ルール解説」ではありません
他のサイトで一般的に書かれているようなことや、自分が経験して得たものを織り交ぜて書いています
それぞれのチームや団体で「できあがったもの」があると思いますので、あくまでも参考程度にサラッと読み流してください


そもそも何?楽しいの? 「マス(mass)」とは集まり、集団とか大量とか言う意味
ソロ(solo単独)以外の場合はたとえ2台でのツーリングでもマスツーリングと呼んでも良いはず
大切なことは「思いやり」の一言でしょうか
オンラインとかでせっかく知り合って参加してくれたのに、次からは適当な理由つけて参加しない人っていませんか?
自分勝手に「気を遣って疲れた〜」とか「付いて行くのに疲れた〜」とかほとんどがそういう理由だと思います
ま、高速乗りまくりとかグルメし過ぎとか「サイフがもたねェ〜!」って理由も一部企画にはあるでしょうが‥‥笑
・上級者は初心者に気を遣うべし
・大排気量車は小排気量車に気を遣うべし
そもそも企画者はベテランさんであって、「走る」ことはもちろんですが自分の上げた企画に「どれだけ人が集まるか」に重点を置いている人も結構いるみたいで
結論、マスツーリングとは時としてベテランがガマンを必要とするもの‥‥かな?
「走り」自体に楽しみを見つけるのもありですが、「あっこの桜メチャきれいやったやん」とか「あのトンネル、真夏やのにサムっっっ!」とかの共感
休憩時間を利用してのカスタム談義、集合地点での「おはよ〜久しぶり〜!」や帰宅後の「ただいま無事帰宅しました」とかのオンライン発信とか
ソロツーリングには絶対ない「ヨロコビ」があるはず‥‥と思います

各自の準備
言うまでもなく、バイクの整備
個人のトラブル=全体のペース乱れにつながります
後にも述べますが、走行中に自己カスタムパーツや機関上の心配が発見された人は隊列の前の方を陣取りましょう
そして、出来るなら集合地点直前での満タン給油
合流合流で集合するには難しいでしょうが、だいたい200km前後で給油というペースをアタマがつかみ易くなります
と、コースの把握‥‥らしいです‥‥が、企画者でない時の自分はこんなことしたことないです(汗
さらに健康管理でしょうか?前日の夕食に生カキやタラの白子をたらふく喰うみたいなことは避けましょう〜トイレ休憩が大変です
最近はほとんどカードタイプなので、普段からサイフに入れている人もいるでしょうけど、健康保険証もお忘れなく

走り出そう
参加者全員がそろったらアタマはたいがい決まってるとして、2番手、センター、ケツモチを決めましょう
アタマは企画者、道を知っている者、が最低条件というのは言うまでもないですが重要なペースメーカーです
2番手はアタマのサポート役。臨機応変なコース変更やいろんな場面で良きサポーターを勤めます
センターは赤信号による隊列の分断や、後ろ半分の隊列のペースなどをまとめます
ケツモチは隊列の間に入って証拠写真を撮ろうとする警察車両を‥‥じゃなくて結構大役です
やむを得ず入った反対車線に面した給油・休憩ポイントでの退出時、先に頭を出して車の流れを停めたり
ムリや疲れ、給油や休憩を誰かが言っていないか(用事がある人はたいがい後ろ向きに言うもんです)、また感じ取れないか
また、赤信号で分断された隊列が青信号で復帰したという合図もできればベストです
さらに、走行車線を走ってるアタマが追い越し車線に出たいと意思表示しているときや、車線数減少があらかじめ分っている道で先に車線に入って進路を作るようなケツモチにはMVPをあげたいぐらいです(笑
と、大所帯になるとありがちなのが後続の四輪車による「あおり」とまではいかないにしても、感じ取られるドライバーのいら立ち‥‥こういうものにガンとしても動じない肝の持ち主がケツモチには適任です
後ろからのんびり付いて行って皆の走りをながめたいなんて軽〜い気持ちの人はケツもったら絶対ダメ!です

以上、5〜9台くらいの規模の場合を書きましたけど、10台を越えるような場合センター役は複数名必要でしょうし、逆に2〜3台の場合は全員が何かの役を担っているわけで
ま、アタマとケツモチがしっかりしていればOKでしょ
締めとして、前述しましたが車両などに不安が発見できた場合は出来るだけ前の方を陣取りましょう
と、初心者の方も同じような理由で前の方がいいです
あれ!?○○(トラブル車)と△△(ケツモチ)がいないよ!ってなことにならないよう、万が一の場合に一人でも多くの人に早く発見してもらえるように

千鳥走行について
マスツーリングの走り方は基本は千鳥走行です
基本は、アタマがセンターライン側で、2番手が路肩側((あくまで基本です。アタマの出方によって2番手以降は左に付くか右に付くか判断))
一直線に並ぶのと比べて、その利点は
・1台おきの車間距離になるので隊列が短めですむ
・左右に大きく動かないでも、前後共に仲間が視界に入る

注意点として‥‥
後車は前車を絶対抜かない→例えば、2の横スペースは万が一の障害物を避けたりするためのスペースです。3は絶対に立ち入ってはダメです
接触とかはしないまでもそれ以前に、2は3の姿がバックミラーに映らない位置にいることを不安にまたは脅威に感じるはず です
3が2を抜きたくなるような遅さ感じたときは2のマシントラブルを疑ってください。もしそうならば急いで1に知らせないと
これは、排気量や力量による青信号発信の加速時も同じです(特に初心者は発進時に挙動がブレますから)
前車の発進・加速を見極めてからこちらも発進・加速しましょう
赤信号など停車時は千鳥にならず、コンパクトに「右(または左)へならえ!」です
このとき、微妙〜にズラされると「オレと話したくないのか?」とか思われます(笑

千鳥走行はいわゆる「普通の道」だけでの走り方です。以下のような道は一列縦隊で走行しましょう
・10tダンプが行き違えないような狭い道
・見通しの悪いワインディングロード
前者のような道の場合、千鳥走行をしていても対向車が来るたびに必然的に一列縦隊になることを強いられますし、また、歩道もなく道の際が民家の軒先であることが多く、いつ家人が出てくるか分りません
後車の場合も、コーナー明けでの路面の変化や障害物などの発見に対する急な挙動が後続車にとれないことはもちろん、各個の排気量や力量によるペースの変化に千鳥走行での車間距離のとり方では対処が難しいからです

雨とか
車間距離を多めにとるのは周りが四輪車のばかりのソロツーリング時と同じです
ただし、マスツーリングの場合、四輪車とは比較にならないほどグリップ力が弱く、安定性に欠ける二輪車ばかりが自分の周りを囲んでいることを肝に銘じて
と、降り出しについて、アタマはソロツーリングのときよりも早めにカッパの着用を決断 しましょう
一人だけなら最悪でも民家の軒先を借りてカッパを着ることもできるでしょうが、人数が多くなると‥‥大きな店舗の軒先、休日ゆえ誰からも文句を言われないJAの駐車場、そうそうあちこちにあるもんではないです

大所帯での赤信号
ソロなら黄色でも行っちゃうでしょうけど、大所帯ならセンター以降は多分、赤信号‥‥
アタマの人は、併設があれば視認できる限り歩行者用信号も確認しましょう
イレギュラーな信号もありますが、普通は歩行者用信号が青色点滅して赤に変わって、その後5秒ほどで、車両用信号が黄色→赤色になるはず
例えば、車両用信号が元気に青色でも、歩行者用信号が赤色になっているのを100m位手前で確認できて、そこから無理なく減速すればいい感じにまとめられると思います(と、おおかたの意見‥‥)
でも‥‥、イレギュラーな信号は‥‥、時差式とか〜‥‥減速してもいつまでも青信号ってマヌケですね
ってことで、基本、自車の位置が止まれる位置なら、止まれない位置ならってことでイイと思います
隊列が分断されてもセンターやケツモチは言うまでもなく、各個人が交通ルールに則ってしっかりしてくれれば
あ、青信号を通過した人々は後続車が来るまで安全な路肩とかで待っててあげてくださいね

休憩、給油
休憩と給油、これもかなり個人差、固体差がありますね〜
メーカーが日本人の標準体型を元に設計しているノーマル車体に乗ってる標準体型の人vs特異なカスタム車に乗る大柄or小柄な人
タバコ吸わない人vsヘビースモーカー、大容量ノーマルタンクvsピーナツタンクなどなど‥‥
ここら辺りも、やはり気遣いが重要なのでしょう‥‥
休憩に関しては、色んな作業や運動に一般的に言われている1時間から1時間半後ごとに10分から20分の休憩 が無難ではないでしょうか
給油に関しては休憩時や信号待ちのときなど気付いたら遠慮なくすぐアタマに言う
給油自体、ペース配分を乱すほど時間の掛かるものじゃないし
スタンドなんか無いよ〜ってな延々と続く過疎地なんかを走るときは早目早めに申告しましょう〜

そしてトラブル
トラブルに備えて‥‥、110番や119番にお世話になることが経験上無いのでなかなか実行できていないのが実情です
で、ネット見かけた方が備えている策をあげてみます
それは、個人情報を記入したメモを、集合した段階でアタマに預けます
で、アタマの方本人のも含めて、バッグ類など分りやすい場所に保管しましょう
記入内容は、本名、現住所、緊急時連絡先電話番号、血液型、生年月日などなどです
ハンドルネームしか知らない場合が多いでしょうし、携帯電話さえもクラッシュしてしまうような状況にも備えて
と、個人情報を知られるのを嫌う人もいるので、緊急時以外は開封しないよう書いた時点で各自が封筒に入れたものを預かるようにすればいいと思います
あ、解散時には各自に返却してくださいね
さらに念を押すなら、ショップ主催のツーリングなどで行われているような当日限りの保険に入ればベストでしょうけど‥‥個人的な感想ですがチョット敷居が高くなってしまうような

ラストに向けて
流れ解散‥‥一番スムース、だが一番淋しい分かれ方
「あれ?どこ行った?!」ってなことがないように、離脱する人は極力隊列の前へ、右折離脱なら隊列の右へ、左折離脱なら隊列の左へ陣取るようにすればスマートです
離脱する前の休憩ポイントなどでその旨を伝えておくことも‥‥お疲れさんの挨拶をしっかりしておけばなおHappy!
離脱した後は、皆それぞれのことを気にかけています
ほとんどがネットの掲示板などを通じて集まって走ったはず。ちゃんと無事の帰宅を発信報告しましょう♪


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